ブログ記事の構成について悩む人は多いですが、1記事の構成を考えるより先に「ブログ全体での記事の位置づけ」を検討すべきだと思うのです。
そもそもあなたがこれから書こうとしている記事は、ブログ運営の目的を達成する上で絶対に欠かせない記事でしょうか?
もし「必要です!」という確信がなければ、その記事の執筆時間は無駄になる可能性が高いです。無駄な記事を執筆して、時間を浪費することがないように、本記事では「ブログ全体の設計図のつくり方」について解説したいと思います!
ノープランでブログを構築するな!
わたしが無計画のブロガーだった頃の話です。ブログに200記事ぐらい投稿したある日、「売上を伸ばすにはどうしたらいいか?」と立ち止まって冷静に考えてみることにしたのです。
「どの記事を改善したら売上が伸びるのか?」と検討した結果、いくつかショックなことがありました。
ショックその1)収益の発生源がわからない
まず第一に、収益が発生している記事すら把握していなかったのです。そして収益が発生している記事を特定してさらに愕然としました。
なんと!!!収益が発生する記事がバラバラだったので、どの記事を改善すればCVRが向上するかという単純なことすらよくわからなかったのです。
CVRは「コンバージョンレート」と読みます。コンバージョンとは直訳すると「転換する」という意味です。
つまりCVRとは「読者」から「顧客」に転換する率のことです。見込み客100人中10人が商品を購入すればCVRは10%のように計算します。
ショックその2)記事の関連性がわからない
第二に、記事と記事の関係性が曖昧だったので、読者は常に「次はどの記事を読めばいいのか?」と混乱しているようでした。
そのため検索上位を勝ち取り、コンスタントに集客できている記事があるにも関わらず、そのアクセスを効率よく売上につなげられていなかったのです。
なぜ?記事と記事の関連性をあいまいにしたままブログ運営を続けてしまったのか?
その答えはズバリ、運営者であるわたし自身が、一つ一つの記事の目的をハッキリさせていなかったからです。例えば、1つの記事の目的が「集客」なのか「成約」なのかもハッキリさせていなかったのです。
さて「1つ1つの記事を執筆する目的を自覚していないだけでなく、どの記事で収益が発生しているかもよく理解していない」というショッキングな事実に気づいたわたしは、それまでに投稿した200記事をすべて見直すことにしました。
もちろん200記事の1記事1記事をすべて丁寧に読み直し、再構築する作業は「苦痛」の一言でしたが、結論からいうと「再構築した価値はあった」と思います。なぜならば、アクセス数も収益額も目に見えて改善したからです。
ここからは、わたしがブログを再構築した経験から得られた学びを共有したいと思います。
ブログの設計図のつくり方
ブログ記事を執筆する前に「記事の役割」をハッキリさせましょう!
記事の役割
- 集客
- ブリッジページ
- クッションページ
- セールス
集客ページでは、読者に価値を与えるのが最大の目的です。「ふ~ん」と思ってもらい、「この記事を書いた人やブログは信用できそう」と感じてもらうのが目的です。
ブリッジページでは、読者の満足度をさらにかき立てることを目指します。この段階でブログや管理人そのものの存在を認識してもらえればシメタものです。なお、ブリッジページとは、本ブログのみで通用する用語ですからご注意ください!
クッションページでは、読者の商品に対する期待値を上げることを目指します。読者を突然セールスページに誘導しても「なんだセールスかよ」と思われるだけでしょう。セールスページの前にクッションページを経由させることで、興味がある読者だけをセールスページに誘導するのです。
セールスページについては、説明不要ですよね。その場で財布の紐を緩めてもらうことを目指します。
基本的にブログ記事の90%以上は、集客用の記事になると思います。そして1つの商品・サービスに対して、1つのセールスページを用意するイメージです。
なお、1つのセールスページにブリッジページやクッションページの役割をもたせてセールスするという手法もありますが、現在では分割するのが一般的です。
で、ここからが重要なポイントです。
あなたが最優先で学ぶことは?
「記事の役割が異なるのだから、記事のタイプ毎にライティングテクニックも異なる」のは当然ですよね。
つまり記事の役割をハッキリさせないと「記事を執筆することすらできない」のです。
ここまで説明すると「記事タイプ毎に、ライティングテクニックを教えて下さい!」とお願いされるのですが、ちょっと待って下さい!
そもそも全部勉強する必要があるのでしょうか?
例えばアフィリエイターの場合、セールスページのライティングテクニックを学ぶ必要はありません。なぜならばアフィリエイターの役割は、広告主が用意したセールスページに誘導することだからです。つまりアフィリエイターとして勉強すべきなのは、セールスページよりもむしろクッションページでしょう。
一方で自社商品を販売するのであれば、セールスページの書き方を勉強する必要があります。しかしセールスページの書き方を勉強する手間暇を考えれば、プロに依頼した方が近道かもしれません。
以上のように考えてみると、ブログ運営者の多くは「集客ページ」のライティングテクニックを最優先で学ぶことが合理的だという結論になると思います。なぜならば、集客できなければ、ブリッジページも、クッションページも、セールスページも役に立たないからです。
最後に
集客ページを執筆するためのスキルは、特殊な知識を学習せずとも習得することができます。もし集客ページを執筆する知識に興味がある方は、以下の記事をチェックしてください!
