UBER EATS配達員の仕事に興味がある方に向けて、UBER EATS配達員のリアルな時給を公開します。
なおこの記事を書いているわたしのスペックは以下の通り。
- 配達数 ⇒ 1,383件
- 累計売上 ⇒ 800,809円
- 累計オンライン時間 ⇒ 505時間
- 活動場所 ⇒ 東京都港区 周辺
- 利用車両 ⇒ 自転車(非電動、6段変則)
【期間:2018年8月~2019年3月31日】
目次
時給はいくらなの?
累計売上と、累計オンライン時間(UBER EATSのアプリをオンラインにしている時間)からこれまでの平均時給は1,585円だということはすぐにわかると思います。
配達中の動きがイメージできるように説明すると、1件の配達にかかる時間は20分、また1件の配達の平均売上は約530円なので、、、、
つまり、、、、1時間に1件530円の配達を3件こなすイメージといえば伝わりやすいのではないかと思います。
しかしわたしも配達員としての仕事をスタートした直後から1,600円前後の時給を確保できたわけではありません。わたしがUBER EATSの配達をスタートさせた第1週目の時給はなんと、、、、、536円でした。
正直な話、「クソっ!!こんな仕事やってられっか!!」と思いました。「時給2,000円超も狙える!」というネット記事に騙されたと思って暗い気持ちになりましたが、、、、
しばらく配達員を続けるうちに、【スムーズに稼ぐコツ】のようなものがわかってきましたので共有しておきたいと思います。
UBER EATSで稼ぐコツ
UBER EATSで稼ぐコツはさまざまあるのですが、特に汎用性が高いと思うコツを中心に紹介したいと思います。
#1) ピーク時間の少し前
UBER EATSでその日にどれぐらい稼げるかどうかは正直いうと「運」に依存する部分が多いです。極端な話、天候が悪ければUBER EATSからの配達が一部地域に限定されてしまい、受注がゼロになることもあります。
受注がゼロにならずとも、大きなイベント(マラソン、花見 等)がある時は注文数が激減したり、道路が封鎖されたりすることもあるので配達の効率性が極端に悪くなることもあります。
そのため当たり前の話なのですが、ある程度の需要が確保できそうな時間帯に活動するのは鉄則だと思います。
そしてもう少しツッコんだアドバイスをするなら、ピーク時間の「少し前」からオンラインにしていくことを強くおススメします。
例えば東京港区はお昼の11時頃から配達依頼が殺到するのですが、その時にはライバルもかなり多かったりします。実際に人気のある飲食店の前にはライバルの配達員がすでに待機しているのはよくある光景だったりします。
そこでわたしは他の配達員が活動する時間の「ほんの少し前」からオンラインにすることを心がけています。
実は、お客さんの中にも「注文が殺到する前に注文しておこう。」という人も結構多いんです。(ヘビーユーザーほどそういう傾向があるように感じます。)
ですからピーク時間の少し前から配達員専用アプリをオンラインにしておくことで、時間に余裕をもって注文するお客さんからの配達依頼を効率よく受注することができますし、未稼働の時間も減らすことができます。
#2) 道を覚える
UBER EATSの配達に慣れてくると、アプリの地図情報をみるだけで「どこのお店か?」がすぐにわかってしまうようになります。また効率よく配達するために、どのルートを選択すれば省エネでなおかつ早いか?ということもわかるようになります。
わたしは配達に慣れるまで、UBER EATS配達員専用アプリに表示されるアプリをかなりじっくりと読み込んでいました。
たとえば東京港区で活動するわたしの場合、「恵比寿駅はどこか?」、「広尾駅はどこか?」、「六本木はどこか?」、「西麻布交差点はどこか?」というように、主要な駅やランドマークはすぐに判別できるようにしておきました。
道に詳しくなればなるほど、活動範囲を広くすることに抵抗がなくなるため守備範囲を広くすることができます。
そして守備範囲が広くなればなるほど、「せっかく依頼がきたけど、ちょっと遠いから」という理由でキャンセルすることもほとんどなくなり、「キャンセルしたものの次に配達がなくウロウロする」という無駄な時間も少なくすることができます。
#3) 頑張りすぎない
配達をスタートさせた当初は「早く配達を完了させなければ!!」という気持ちが強くなるのはわかりますが、頑張りすぎは禁物です。
そもそもUBER EATSのサービスエリアは基本的には都会ですから信号が多いんです。ですから信号を守るという前提があるかぎり、よほど頑張らないと目的地に早く到達するということはありません。
通常運転で走るわたしを猛スピードで追い抜いていった自転車に、次の信号が赤信号になったタイミングで追いついてしまう。。ということは、「よくあること」です。
たしかに一部の幹線道路では、「スピードを出さないと逆に追突されそうで危ない」と感じるタイミングもあるのですが、そういうタイミング以外ではスピードを出す必要はないと思います。
小銭を稼ぐための仕事で、ケガをしたり、人身事故を起こすなんて、割に合わないと思いませんか?安全運転でいいんです。体力を温存しておけば長時間稼働できますしね。
わたしも配達員を始めた頃は、稼働時間は4時間が限界でした。あまりにも疲れすぎて赤信号に気づかずに車道に侵入し、轢かれそうになったこともありました。
しかし配達員として「頑張りすぎないスキル」を向上させたことで、週末の朝から昼(9時-14時)、夕方から夜(18時-21時)の合計8時間稼働しても平気になりました。
あなたもくれぐれも頑張りすぎないことです。頑張りすぎていいことは一つもありません。
#4) 心を鬼にする
飲食店に到着して料理を受け取ろうとすると「ちょっと待ってください!」といわれることがあります。
そんな時は堂々と「あと何分ぐらいですか?」と聞き返しましょう。残念なことですが飲食店によっては「配達員なんて何分でも待たしておけばいいよ。」という態度のお店もあります。
あくまで個人的な意見ですが、そういう残念なお店と付き合ってもいいことは一つもありません。わたしも過去に、寒空のもとで20分以上飲食店の外で待機したこともありましたし、料理を配達している途中に飲食店から電話がかかってきて「料理を入れ忘れたので戻ってきてください。」とお願いされた経験もあります。
配達員の仕事は『歩合』なので、待っているだけでは1円にもなりません。わたしは「少し時間がかかりそう。」と飲食店からいわれたら、すぐに笑顔で「次の配達員が参ります。」と伝えてすぐにその場を去ることは徹底するようにしています。
#5) 配達場所は事前に確認する
配達員として活動すればすぐにわかると思いますが、「配達先の住所」が曖昧なことは「よくあること」です。
ですからわたしの場合、配達を開始した直後に配達先の住所が番地まで入力されているかを必ずチェックし、配達先の建物名まで確認するようにしています。
そして「玄関先まで配達」という依頼があるにもかかわらずマンションの部屋番号が抜けていたり、オフィスビルへのお届けなのに部屋番号の記載が抜けている場合、すぐにお客様に確認するようにしています。
具体的には、電話をすると電話料金がかかってしまうので、「いつもお世話になります。お手数ですが●●(マンション名)のお部屋番号を教えていただけませんでしょうか?これから向かいます。よろしくお願い致します。」とメッセージをしてから移動するようにしています。
配達する前に確認することで、「配達先の住所が間違っていたため大幅に時間をロスしてしまう。」とか、「配達先まで到着したもののすぐに依頼者と連絡がつかない。」などの残念な状況を回避できるというメリットもあります。
#6) 装備はケチらない
わたしがもっとも生産性向上に寄与すると思うアイテムは(車両をのぞくと)、スマートフォンを自転車に固定するアイテム(名称:自転車用スマホホルダー)です。
スマートフォンを片手に持ちながら仕事をしている配達員はチラホラいますが、フラフラ運転になりやすいので「危ない」ですし、配達先が込み入った住宅街だったりすると地図を確認する頻度が高くなるので、スマートフォンが自転車に固定されていたほうが高い生産性を発揮できます。
また自転車用スマホホルダーの以外のアイテムとしては、『ヘルメット』は事故の時に身を守るという意味でも、(万が一事故の被害者になった時に警察に書いてもらう)供述調書に「ヘルメットはしていたか?」というチェック項目があることからも、必須アイテムといっていいと思います。
#7) 保険に加入する
自転車保険には必ず加入するべきです。UBER EATSの保険は「配達中」にしか適用されませんので注意してください。
ドコモのバイクシェアサービス(通称:赤チャリ)を利用するのであれば各種保険が適用されるので安心ですが、自分の自転車で配達する場合には保険に入ることを強くおススメします。
UBER EATSで月数万円稼いだけど、車との衝突や人身事故により数千万円の損害賠償を請求された・・・・なんてことになったらシャレになりませんからね。
弁護士特約
自転車保険といってもたくさんの種類やグレードがあるのですが、UBER EATS配達時間以外で交通事故の被害者になった立場(しかも2回も!)からいわせてもらうならば、「弁護士特約」や「法律相談費用」の付いている保険に加入することを強く(×100倍)おススメします。
なぜならば弁護士特約がついている保険の場合、保険会社の示談交渉のほかに、弁護士への相談費用や、弁護士費用の実費を負担してくれるからです。(もちろん保険会社の了承は必要ですが。)
過去に交通事故の被害者になった経験があるから強く実感しているのですが、こちらの過失割合が低くても(責任の大部分は先方にあるという意味)、先方が「自賠責は使わない!そちらが勝手にぶつかってきたんだろ!!」と一方的に宣告してくることもあるんです。
損害賠償は「民事」の世界であり、行政組織(警察、検察)は関与してくれません。ですから先方の対応に不服がある場合は、こちらで弁護士を雇って訴えなければいけないのです。
弁護士に依頼して裁判するとなれば、最低でも数十万円の費用が発生してしまいますが、弁護士特約がついていれば「安心」というわけです。
自分の怪我
ランクの低い自転車保険は基本的に「対物(賠償)」や「対人(賠償)」は保証範囲ですが、「肝心なこちら側への補償」が『対象外』だったりするんです。
「対物(賠償)」や「対人(賠償)」があるだけで、巨額の賠償金を請求されて人生終了・・・という状況は回避することができますが、こちらが被害者になり怪我をして「手術」、「入院」、「通院」したときはどうなるの?ということも想定しておいたほうがいいです。
月額1,000円程度で、弁護士特約だけでなく、通院保険金、手術保険金、入院保険金も付帯している自転車保険もありますので、保険には絶対に加入しておきましょう。
裏を返せば、月額1,000円程度の保険に加入するのも躊躇するというのであれば、UBER EATSの配達員の仕事はやめておいた方がいいと思います。
最後に
UBER EATSで効率よく、なおかつ、気持ちよく稼ぐために知っておくべき知識を紹介しました。
正直な話、お話しておくべきことをいくつか忘れている気もしなくもありませんが、わたし自身は仕事に慣れてしまったので、すぐに思い出せません。。。(ごめんなさい。)
あなたに共有すべきことを思い出したら、またこの記事に追記していきたいと思いますが、とにもかくにも、、、、あなたがUBER EATSで稼げることを祈っています。